6月の庭先で咲くヒメツルソバとカタバミ 小さな命と出会った朝の記録

食べられちゃったような葉っぱだから「片喰(かたばみ)」

ヒメツルソバ、カタバミの小花たち 庭で咲く可憐な草花

前日の雨でやわらかくなった地面、曇り空、蚊もまだおとなしい梅雨入り前。

ふだんはなまけていても、この時期ばかりは夏にむけてしっかり草ぬきしたいもの。

地面に近づくと、小さな花の思わぬ魅力に気づかされたりする。

さて、これらを”花”として、のこす? ”雑草”として、のこさない??

片喰(かたばみ)の花。背後に愛用の草ぬき道具。

かたばみは抜いてしまう。球根までしっかり抜いたとしても、おそらく3日後にはまた出会えてしまうから。

この生命力の強さから、家紋にもちいられている草でもある。実家の家紋は、ちょっと強そうな「剣片喰紋」だった。

ヒメツルソバは、場所によっては、のこす派。かわいい群れをつくってくれるので。

姫蔓蕎麦(ひめつるそば)

ヒメツルソバは、もとはヒマラヤの植物で、日本へは観賞用にやって来た、じつは立派な”花”。

でも増えすぎると、ちょっと……。ブリタニカ国際大百科事典にも、「鉢植えで栽培されるが、非常にじょうぶなためしばしば雑草化する」と。

あこがれのモス・グリーン 苔庭は果てしない夢

毎日苔むした庭を歩けたら、どんなに素敵だろう。

苔庭は夢のまた夢だけれど、それでも、少しずつ、少しずつ苔が育ってきている……!

すぎごけ?いかにこれを残して草をぬくか……

昨年、苔付きの侘助(椿)がこの庭にやってきて、「この環境なら、苔がはるかもね」という植木屋さんの話だった。

塀にしがみついて生えてきたシダも、のこす派。葉の裏にできる胞子嚢はとても苦手だが、見なければ良し。

塀にしがみつくシダ

もみじの赤ちゃんたち 庭で育つ小さな紅葉

もみじの芽吹き。

少し前、プロペラのような種をいっぱいつけていた、いろはもみじ。あちらこちらで芽吹いている。

生後どのくらい?

少し育っている芽もあり、もう少し大きくなったら、鉢に移して盆栽みたいにできるかな?

とかげかやもりか 庭で見つけた謎の卵

なにかの卵

この小さな卵を見つけたのは、5年ぶりくらい。

毎年、玄関にはりつくやもりかな?と思っていたのだけれど。

すこし離れた位置に、とかげのなきがらが。さっき、娘が騒いでいたのは、これかな。

ひざが震えるくらいになり、草ぬきを終えたわたしに、娘がたずねてきた。

「おかあさん、さいしょのにんげんはどうやってうまれたの?」

「……ほんとだね。おかあさんがいないと、うまれないのにね?」

土をいじりながら、この庭で娘は今日どんな発見をしたのだろう?と、とっても興味がわいたのだった。

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